BMW Groupは、中国の瀋陽で第6世代の高電圧バッテリー「Gen6」の量産を開始したと2026年10月15日に発表した。ここで生産されるバッテリーは、中国で製造されるNeue Klasseの電動モデルに搭載される。

瀋陽は、ハンガリーのDebrecen、ドイツのIrlbach-Straßkirchenに続く、Gen6のグローバル生産網で3番目の拠点だ。

Gen6の特徴

BMWによると、新開発の円筒形セルは前世代に比べてエネルギー密度が20%以上高く、充電速度と航続距離は最大30%向上する。

  • セル・トゥ・パック: セルをモジュールを介さず直接バッテリーケースに組み込み、スペースを有効に使う。
  • Energy Master: BMWが開発した中央制御ユニットで、バッテリーに直接取り付けられ、電力供給とバッテリー管理の機能をまとめる。

レーザー溶接はインラインでリアルタイムに監視され、すべてのバッテリーが最終工程で総合的な検査を受ける。

中国での背景

CnEVPostによると、瀋陽のバッテリー事業の投資額は100億元、計画延床面積は240,000平方メートルで、2023年5月に着工した。バッテリーはまず中国向けのNeue Klasse iX3とi3に使われる。同メディアは、ロングホイールベースのi3 50Lが実走行テストで1回の充電で1,213kmを走ったとも伝えたが、BMWは認証された航続距離ではないとしている。

カナダのドライバーへの影響

瀋陽製のバッテリーは中国で生産・販売される車向けだ。北米については、米国のWoodruffとメキシコのSan Luis Potosíの組立拠点が今後数か月で量産を始めるとBMWは説明している。カナダでの航続距離や価格は別途発表される見込みで、それまではエネルギー密度や充電性能の数字はBMW自身の数値として受け止めたい。