GoogleはAIモードの広告をカナダに拡大し、現地の利用者は回答の横に「Sponsored」と表示された広告を目にすることになる。Googleは2026年10月28日に発表し、米国では後続の質問に広告を出す複数ターン広告も始めるとした。
発表はGoogle検索広告およびGoogle体験広告のVP兼GM、Shashi Thakur氏がKeywordブログで行った。Search Engine Roundtableによると、GoogleがAIモードで広告を始めたのは2025年5月だ。
どの国でAIモード広告が始まるのか
Googleが現在拡大するとしたのは10カ国で、オーストラリア、カナダ、インド、ケニア、マレーシア、ニュージーランド、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、シンガポールだ。
2026年第4四半期(Q4)には、ブラジル、メキシコ、英国を含む地域へさらに広げる計画だ。Search Engine Journalは、この一覧がすべてではないと指摘し、Googleのヘルプページを根拠にパキスタンではテキスト広告のみになると報じている。
米国は拡大対象の一覧に入っておらず、Googleの発表では複数ターン広告の開始に関してのみ触れられている。
複数ターン広告とは何か
複数ターン広告は、AIモードとの会話の最初の質問だけでなく、後続の質問にも表示される広告だ。Googleは米国で開始する。
Googleは、すべての広告に「Sponsored」と明確に表示し、新しい形式の試験を続けるとしている。Search Engine Roundtableによると、広報担当者は会話のやり取りに合わせて表示されると説明した。
AIモードの広告はクリックされているのか
Googleはクリックされていると説明する。2026年5月の米国向けGoogle AIモードレポートによると、AIモードの検索語は平均で従来の検索の3倍の長さだ。
Googleはさらに、クリック率は「already similar between sponsored and organic product list items within AI Mode」だと述べた。これは2026年8月20日から9月3日までの米国の社内データだ。Search Engine Roundtableは、テキストリンクにも当てはまるのか疑問を呈しており、Googleは説明していない。
広告主はどうすればAIモードに出稿できるのか
多くの広告主は別の設定は不要だ。Search Engine Journalは、Googleのヘルプページを根拠に、既存のSearch、Shopping、Performance Maxキャンペーンは初期設定で対象となり、個別に除外はできないと報じている。
AI OverviewsやAIモードだけを個別にターゲット指定することはできない。完全一致とフレーズ一致のキーワードは探索的な質問でのコンテキスト一致の対象外で、AI Max、部分一致、Shopping、Performance Maxは対象となる。
価格
Googleの発表にも各報道にも、AIモード広告の価格、手数料、カナダドルの金額は記載がない。今回の発表は検索する人が支払うものを変えず、米国の金額も示されていない。広告主は自分のGoogle広告アカウントとヘルプページを確認したい。
誰に向いているか
すでにGoogle広告を使うカナダの小規模事業者。 Search、Shopping、Performance Maxのキャンペーンが初期設定で対象になる可能性がある。予算の行き先を確認したい。
商品フィードを持つ小売業者。 Googleのクリック率の説明は商品リスト項目に関するもので、カナダの数値はない。
完全一致やフレーズ一致に頼る広告主。 Search Engine Journalによると、これらは探索的な質問のコンテキスト一致の対象外だ。
カナダと米国の一般の利用者。 AIモードの回答に「Sponsored」の表示が増え、米国では後続の質問にも出る。
様子を見るべき人。 クリック率の説明だけで予算を組むべきではない。米国の2週間分の社内データにすぎない。
まだ分かっていないこと
カナダで商品リスト項目以外にどの広告形式が出るのか、複数ターン広告がいつカナダに来るのか、どれだけの流入が見込めるのかは示されていない。
次の一歩は、Keywordブログの発表を読み、Google広告のAIモードに関するヘルプページでキャンペーンの種類を見直すことだ。






