Googleは、Geminiアプリに没入型探究(immersive explorations)のライブラリを加えた。Geminiの学生ハブで「Try immersive explorations」をクリックすると、今日から使える。各探究は対話式のビジュアルシーンで、微視的な仕組みから深宇宙まで、層ごとに掘り下げていく。

Googleは Oct 28, 2026 に発表した。近くGeminiとのチャット内で直接使えるようになり、学生ハブを経由する必要はなくなるという。

没入型探究とは何か

一つのシーンを軸にした、ガイド付きのビジュアル学習だ。Googleが挙げる例は、シルクロードの交易路をたどる、ジェットエンジンの内部をのぞく、雷の物理を学ぶなど。各シーンは対話式でガイド付きの体験へと展開するとGoogleは説明している。

  • ラベルをタップして深く掘り下げられる対話式シーン
  • 微視的な仕組みから深宇宙までのテーマ
  • 惑星規模から分子や原子まで拡大できる道筋
  • 各層を案内する音声ナレーション(Googleは近日対応と説明)

使い方は

シーン内のラベルをタップすると、次の層の詳細が開く。これを繰り返せばさらに深く進める。空に関するテーマが、はるかに小さなものにたどり着くこともある。

TestingCatalogは9月にGeminiのStudents欄でこの機能を見つけ、視覚的なマインドマップと表現した。深さが五つ以上のノードに及ぶ道筋があり、少なくとも一つは原子と分子に到達すると報じた。例にはクエーサーや恐竜時代が含まれていた。同サイトは当時、Googleがテスト中なのか展開中なのかは不明とも述べていた。今回のGoogleの投稿で、ライブラリが公開されたことがはっきりした。

対応言語は

Googleによると、この機能は六つの言語ですべてのユーザーが使える。それ以外の言語では、当面は英語のみの体験になる。

体験 言語
フル体験 英語、インドネシア語、ヒンディー語、ブラジルポルトガル語、フランス語、簡体字中国語
英語のみの体験 その他すべての言語。対応言語は今後増える

料金と提供状況

Googleの投稿には、没入型探究の料金、プラン、サブスクリプションの条件は書かれていない。そのため有料かどうかは分からない。上記の言語ではすべてのユーザーが使えるとしている。

カナダについては、投稿によれば英語またはフランス語でGeminiを使う人がフル体験を得られるが、Googleはカナダを含め国名を挙げていない。米国でも英語なら同様だ。カナダドルや米ドルの金額、地域別の開始日も示されていない。自分のアカウントでGeminiアプリを開いて確認してほしい。

どんな人に向くか

学生と保護者。 入口がGeminiの学生ハブにあり、学ぶ人向けなのは明らかだ。層ごとのシーンは、文章だけでは想像しにくい理科や歴史のテーマの理解に役立つ。

好奇心のある読者。 課題がなくても使える。雷やジェットエンジンのシーンは仕組みを手早く知る方法で、好きな深さで止められる。

教師や家庭教師。 タップできるラベル付きのガイドシーンは、授業での議論の出発点になり得る。ただし投稿には授業向けツールの説明がないため、授業計画ツールではなく視覚的な補助と考えたい。

耳で学ぶ方が合う人。 音声ナレーションは予告されているが、まだ使えない。耳で学ぶ人は待った方がよいかもしれない。

まだ分かっていないこと

ライブラリに探究がいくつあるのか、今後どんなテーマが加わるのかは示されていない。チャット内での提供と音声ナレーションの時期も「近日」とだけで、日付はない。シーンの作り方や正確さの確認方法の説明もないため、内容は出発点とし、重要な事実は別の資料で確かめたい。

次の一歩

Geminiアプリを開き、学生ハブから「Try immersive explorations」を選ぶ。まず少し知っているテーマを選び、各層の内容が期待に合うか確かめるとよい。言語に関する正確な記述はGoogle公式ブログの発表にある。