iPhoneとiPad向けのMarkdownメモアプリ「Zebra」が、11月4日時点でApp Storeに無料と表示されている。情報サイトの流動日報 New Mobile Lifeは通常価格をUS $0.99としている。ストアの掲載ページには無料期間の終了日が書かれていない。

開発者はApp Storeで「飞 翟」と表記されている。サイズは59.2 MB、年齢区分は4+で、iPhoneはiOS 17.0以降、iPadはiPadOS 17.0以降、MacはApple M1チップ以降を搭載した機種でmacOS 14.0以降が必要だ。

Zebraとは何で、どう動くのか

Zebraは、iPhoneとiPad向けのネイティブなMarkdownノートだと説明されている。Zebraのアカウントは不要で、メモは初期設定で端末内に保存され、オフラインでも書ける。

Markdownの記号は編集中の位置に表示され、カーソルが離れると折りたたまれる。見出し、リスト、タスク、引用、コールアウト、脚注、ハイライトで文書を整理できる。本文、見出し、コードのフォントを別々に選べ、サイズ、行間、幅も調整できる。

Markdownの文章の横にMermaid図を表示したZebraの画面
写真: Apple App Store

図、数式、表は扱えるのか

扱える。App Storeの説明によると、次の機能がある。

  • Mermaidのフローチャート、シーケンス図、マインドマップ
  • 文中または独立した式としてのLaTeX数式
  • オフラインで描画され、ソースは編集可能
  • コードの構文カラー表示
  • セルを直接編集し、行や列の追加と移動、配置の調整ができる表

開発者によると、表は標準のMarkdownのままだ。22種類の明暗テーマも付く。色の細かい編集とテーマファイルの読み込み、書き出しはMacのみと記載されている。

フォルダとタグでメモを整理するZebraの画面
写真: Apple App Store

フォルダ、リンク、同期は

フォルダでプロジェクトをまとめ、入れ子のタグで主題を整理し、[[wiki links]]でメモ同士をつなぐ。キーワード検索でメモ内の一節も探せる。写真やファイルを添付でき、Markdownの共有や添付付きのパッケージ化もできる。PDF、DOCX、ePubなどの書き出しはMacのみだ。

iCloud同期は任意で、初期設定ではオフ。iPhone、iPad、Macで同じApple Accountを使うと自分専用のデータベースを利用し、開発者によれば同時に行った文章の変更は自動的に統合される。

注意点として、メモのパスワードは閲覧を制限するだけで暗号化ではない。本文と添付ファイルは保存、バックアップ、同期のいずれでも暗号化されない。

価格

App Storeの掲載ページではZebraは無料だ。ソースにある通常価格US $0.99は流動日報 New Mobile Lifeの記事に基づくもので、掲載ページにはない。ソースは米ドルのみを示しているため、米国外の読者はダウンロード前に自分の国のApp Storeの表示価格を確認してほしい。

任意のiCloud同期設定を示すZebraの画面
写真: Apple App Store

入手方法

  1. iOS 17.0またはiPadOS 17.0の条件を満たすiPhoneかiPadでApp Storeを開く。
  2. 「Zebra: Markdown Notes」を検索するか、公式ページを開く。
  3. ボタンが価格ではなく「入手」になっていることを確かめてタップする。

終了日が不明なので、欲しい人は早めにダウンロードしておくのが無難だ。

編集できるMarkdownの表を示すZebraの画面
写真: Apple App Store

向いている人

学生や研究者。 Mermaidの図、LaTeXの数式、編集できる表を文章と同じノートに置け、オフラインで描画される。

プライバシー重視の人。 メモは初期設定で端末内に残り、開発者はデータを収集しないと申告している。ただしAppleは、この情報はAppleが確認したものではないとしている。

複数のAppleデバイスでMarkdownを書く人。 任意のiCloud同期で、iPhone、iPad、Macに1つのライブラリを保てる。

待ったほうがよい人。 暗号化が必要な人はパスワード機能に頼らないほうがよい。また評価数が少なく、概要はまだ表示されない。

まだ分かっていないこと

無料期間の終了日は書かれておらず、通常価格も1本の記事が根拠だ。次の一歩は、公式ページを開き、大切なメモを移す前にプライバシーの項目を読むことだ。