トヨタはラスベガスで開かれる2026年のSEMAショーに、ワイドボディのクラウン シグニアGT-Sコンセプト、キャンプ向けのWoodlandコンセプト5台、雪上向けのSnowhunter 5台を出展する。会期は11月3日から6日で、会場はLas Vegas Convention Centerだ。いずれも販売される車ではなく、価格や量産計画は発表されていない。
トヨタはブースをUrban Life、Off-Road、Snowy Terrain、Race Dayの4つのテーマに分けた。同社は、ガソリン、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、バッテリーEV、水素の動力を取り上げると説明している。
クラウン シグニアGT-Sコンセプトとは
Toyota Motorsports Garageが組み上げた1台限りの車で、クラウン シグニアをグランドツアラーに近づけたものだ。トヨタが挙げる変更点は次のとおり。
- 純正から5インチ近く車高を下げる特注コイルオーバー
- 一体型のワイドフェンダー、赤いアクセントを加えたヘッドライト周り、スポーティなエアロ
- 21インチのHREホイールと幅295mmのタイヤ
- レクサスRX 500h F SPORT PERFORMANCEから流用したブレーキ部品
- 5層のクリアを重ねた特注のダークグレーメタリック塗装、台形のマフラーエンド、赤いアクセントの前席
トヨタはエンジンの変更を明らかにしていない。Motor1は、標準のクラウン シグニアが2.5リッターのハイブリッドで238hpであり、コンセプトの出力向上は伝えられていないと指摘する。
Urban Lifeのエリアには、車高を下げ22インチホイールを履いたUrban HighlanderとUrban C-HRのEVに加え、DRIFTERの主役であるSung KangのAE86「Lola」も並ぶ。
Woodlandコンセプトとは
Woodlandファミリーは5台で、RAV4 Woodland Plug-in Hybrid Concept、Sienna Woodland、bZ Woodland、Grand Highlander Woodland、Crown Signia Woodlandだ。ミシガン州アナーバーのCALTY Design Researchがデザインに関わった。
共通点は、リフトアップした車高、黒いオーバーフェンダー、サテンブラックのホイール、オールテレーンタイヤ、ルーフ上の積載ソリューションだ。Horizon Blueの塗装は1966年のトヨタのカラーパレットに着想を得ており、トヨタはスタウト、クラウン、コロナと続く60年の歴史に結びつけている。
Off-RoadエリアにはTundraとSequoiaのTrailhunterも並ぶ。
Snowhunterコンセプトとは
Snowhunterはボディオンフレームの5車種で、Tundra、Tacoma、4Runner、Land Cruiser、Sequoiaだ。CALTY Design Researchが設計を率い、専用のカモフラージュ、黒いアクセント、白い粉体塗装の雪上トラックを備える。
目玉はTundra Snowhunter Conceptだ。ロールアップ式のカバーを持つモジュラーのベッドキャップの上に、Toyota TrailLift Pro Conceptのラックを載せる。収納ボックスを付けられるモジュラーのサイドパネルとMOLLE収納パネルのオプションもあり、上部のラックは積み込みしやすいよう下げられる。
Race Dayエリアには何があるか
GRの展示には、2026年型GRMN Corolla、水素燃焼エンジンのGR Corolla H2、ラリー車のGR Corolla ARAがある。2027年型GR86、Genuine GR Performance Partsを付けたGR Corolla、7-Eleven共同のカラーリングのGR Supra、そして最後に生産されたGR Supra MkVも並ぶ。
価格
これらの車に価格は示されていない。トヨタが提供していない部品やアクセサリーを使った特別プロジェクトの試作車だ。同社は、こうした改造で保証が無効になることがあり、性能や安全性に悪影響が出て、公道走行が認められない場合もあると注意している。展示されるGenuine GR Performance Parts、TRDのリフトキット、Toyota Genuineアクセサリーは購入できるが、情報源は価格を示していない。
どんな人に向くのか
カスタムを計画する人。コンセプトはアイデア集だ。クラウン シグニアの車高調整とホイール、WoodlandやSnowhunterのリフトキットとラックが参考になる。
キャンプや冬のレジャーを楽しむ家族。ミニバン、ハイブリッドのクロスオーバー、大型トラックを荷物向けに仕立てる方法がわかるが、この形では販売されない。
パフォーマンス好きの人。GR Corolla H2と最後のGR Supra MkVは、トヨタのモータースポーツ路線を追う人の注目点だ。
ショーを訪れる人。11月6日の閉幕前にラスベガスにいれば、4つのエリアで実車を見られる。
まだ分からないことは
トヨタは、どのコンセプトがアクセサリーパッケージになるのか、部品がいくらかを明らかにしていない。クラウン シグニアGT-Sの出力も公表されていない。
次にすること
Toyota Newsroomの発表文を読み、Genuine GR Performance PartsとTRDリフトキットのページを見てからカスタムを計画したい。






