カナダの5つの州で、AirPods Proを市販の補聴器として使えるようになった。AppleのカナダのサイトにあるAirPods Proの機能提供状況のページには、補聴器機能と聴力テストがアルバータ州、ブリティッシュコロンビア州、ニューブランズウィック州、プリンスエドワードアイランド州、サスカチュワン州に限って掲載されている。iPhone in Canadaが2026年10月26日に伝えた。
使える地域
Appleによると、これらは承認が必要な規制対象の健康機能で、認可を受けた後に提供される。ページに載っているカナダの対象は上記の5州だけで、オンタリオ州、ケベック州、マニトバ州、ノバスコシア州、ニューファンドランド・ラブラドール州は含まれない。iPhone in Canadaは、Appleが州ごとに順番に承認を得ていると伝えている。
同メディアによると、この5州はいずれも処方箋なしでの補聴器販売を認めている。オンタリオ州も同様の変更を準備しており、州は10月20日に市販補聴器を認める方針を示した。秋の経済アップデートに盛り込まれる見通しだが、期日は決まっていない。カナダ保健省はAirPods Pro 2の聴力テストと補聴器機能を2024年12月に承認していたが、Appleはこれまでカナダで有効にしていなかった。
必要な条件
Appleが示す条件は次のとおり。
- 最新のファームウェアを搭載したAirPods Pro 2以降
- iOS 27.2またはiPadOS 27.2以降を搭載した対応のiPhoneまたはiPad
- macOS Sequoia以降の対応Macでも補聴器機能を使える
- 対象は18歳以上で、補聴器機能は自覚的な軽度から中等度の難聴向け
自動のConversation Boostを備えた補聴器モードも同じ5州で提供される。聴力保護機能は、AirPods Pro 2とAirPods Pro 3でカナダ全土が対象になっている。
ページには一つ食い違いがある。冒頭ではiOS 18と書かれているが、脚注ではiOS 27.2が必要とされている。設定を探す前に最新版へ更新しておくとよい。
読者にとっての意味
5州のいずれかに住み、対応するAirPods Proを持っているなら、iPhoneとイヤホンを更新し、設定でAirPodsの名前をタップして、聴覚ヘルスの項目から聴力テストを探す。iPhone in Canadaによると、テストは約5分で、静かな場所のほうが向いている。その後で補聴器機能をオンにできる。
Appleは、これらの機能は一般的な情報提供と個人利用のためのもので、医療サービスではなく診断を目的としないと説明している。聴力に不安がある場合や急に聞こえ方が変わった場合は、資格を持つ聴覚または医療の専門家に相談してほしい。
ほかの州の利用者は待つ必要があり、Appleは日程を示していない。この記事はカナダのみを扱う。






