EAは新しいEA Classicsのラインで、25本のクラシックゲームをSteamに初めて並べた。そのうち7本は修復版のアニバーサリーエディションで、Wing CommanderシリーズとRoad Rashが含まれる。EAによると配信は2026年11月5日に始まり、GOGとEA Appでも入手できる。

きっかけは偶然の発見だった。2022年3月、EAのシニアプロデューサーJim Vessellaが、約20,000点に近い保管資料が眠る倉庫を見つけた。Wing CommanderとRoad Rashのマスターテープも含まれていた。GamesRadarによると、その後彼は約2年かけてボランティアのモッダーと協力し、各作品を復元した。

修復された7本はどれか

いずれもアニバーサリーエディションとして販売される。

  • Wing Commander: 35th Anniversary Edition
  • Wing Commander II: Vengeance of the Kilrathi: 35th Anniversary Edition
  • Wing Commander III: Heart of the Tiger: 30th Anniversary Edition
  • Wing Commander IV: The Price of Freedom: 30th Anniversary Edition
  • Wing Commander Prophecy: 30th Anniversary Edition
  • Privateer 2: The Darkening: 30th Anniversary Edition
  • Road Rash: 30th Anniversary Edition
Wing Commander アニバーサリーエディションのスクリーンショット
写真: EA

何が復元されたのか

作業の中心は実写映像シーンで、EAが詳細を挙げている。

  • Wing Commander IIIとIV:2作合計で1,000を超えるFMVシーンを復元し、アップスケール映像も選べる
  • Wing Commander Prophecy:150を超えるFMVシーンを復元し、Secret Opsエピソードも収録
  • Privateer 2:100を超えるFMVシーンを復元し、Director’s Cutの選択肢があり、Clive Owen、John Hurt、Christopher Walkenが出演するカットシーンを収録
  • 後期作品のEnhancement Patch:60FPSでの動作、コントローラーとジョイスティックの対応改善、映像の高解像度化
  • Road Rash:Soundgarden、Paw、Hammerbox、Monster Magnet、Swervedriver、Therapy?の楽曲を再ライセンスしたサウンドトラック。ウィンドウモード、ネイティブのコントローラー対応、クラウドセーブも備える

GamesRadarによると、チームは大量のメディア資産をデジタル化し、映像は約2,500時間分に及ぶ。Road Rashのサウンドトラックは14曲だという。最後の楽曲ライセンスは2026年9月中旬に確保され、あるバンドの曲を外すまで数日という時点だったとも伝えている。Road Rashの版については両者の説明が異なる。EAは1996年のPC版の初のデジタル配信としており。

Wing Commander III アニバーサリーエディションのスクリーンショット
写真: EA

残りの18本はどうなのか

残る18本は修復ではなく忠実な移植だ。Wing Commander: Privateer、Wing Commander: Academy、Wing Commander: Armada、Strike Commander、Theme Hospital、Crusader: No Remorse、Crusader: No Regret、Ultima IからUltima IXまでのUltimaシリーズ、Ultima Underworld: The Stygian Abyss、Ultima Underworld II: Labyrinth of Worldsが含まれる。

価格はいくらか

EAもGamesRadarも価格は載せていない。EAによると、SteamとGOGでは11月5日から19日まで特別価格が適用されるが、金額や通貨は示されていない。GOGまたはEA Appでデジタル版のWing Commanderを購入済みの人は、同じプラットフォームで無料でアニバーサリーエディションにアップグレードできる。価格は各ストアのページにお住まいの通貨で表示されるため、Steam、GOG、EA Appで直接確認してほしい。

Road Rash 30th アニバーサリーエディションのスクリーンショット
写真: EA

誰に向いているか

Wing Commanderの経験者。 1990年代に遊んだ人には、Enhancement Patchと修復されたカットシーンが戻る最大の理由になる。GOGやEA Appの購入者は、追加で支払う必要がない場合もある。

Road Rashのファン。 再ライセンスされた音楽、60FPS対応、クラウドセーブにより、現代のPCでシリーズを遊び直す最も手軽な方法になる。

UltimaやTheme Hospitalのプレイヤー。 18本の移植版は、発売当時のまま現在のWindowsで動くことを目指しており、古いソフトの設定をせずにクラシックを遊びたい人に合う。

興味を持った新規の人。 実写映像を使ったゲームは好みが分かれる。割引期間は低リスクで試せる機会だが、1990年代のテンポと設計を覚悟したい。

まだ分かっていないこと

情報源には価格も地域別の価格もなく、アップグレード提供がSteamの購入者に及ぶかも書かれていない。Road Rashのどの版を修復したかについても説明が食い違う。家庭用ゲーム機版には触れていない。

次の一歩:11月19日までに遊びたい作品のストアページを開き、Steam、GOG、EA Appの価格を比べよう。倉庫の発見の全容は、EAが公開している記事で読める。