カメラ自身のWi-Fiを使って写真を取り込むiPhone・iPad向けアプリ「Camera Connect Image & Control」が、執筆時点でApp Storeに無料と表示されている。情報サイトのNew Mobile Lifeは通常価格をUS $0.99と伝え、無料は期間限定の提供だとしている。開発者はHoang Ducだ。

このアプリは、カメラのメーカーごとに用意された専用アプリを1つにまとめることを狙う。ストアのページは主要なカメラブランドへの対応をうたうが、開発者はSony、Canon、Fujifilm、Nikon、Leica、Panasonicなどのカメラメーカーとは無関係だと明記している。

何ができるアプリか

App Storeのページは4つの機能を挙げている。

  • Wi-Fiでの写真・動画転送。アプリはカメラ自身のネットワークに接続し、カードの中身を閲覧して、選んだ写真をフル解像度でフォトライブラリに保存する。開発者によると、接続が切れても転送は自動で再開し、インターネット接続は不要だ。
  • Bluetoothリモートシャッター。初回はガイド付きでペアリングし、その後はカメラを記憶する。ケーブルや赤外線の見通しなしでシャッターを切れる。開発者は長時間露光、マクロ、集合写真、野生動物の撮影を例に挙げている。
  • ライブビュー付きリモート操作。Wi-Fi接続で、スマートフォンが第2の画面になる。ページによれば、シャッタースピード、絞り、ISO、露出補正、ホワイトバランス、フォーカスモード、パワーズームを調整でき、動画の録画開始と停止も行える。
  • フィルム風カラーグレーディング。3D LUTとして作られた28種類のカラールックを端末上で適用でき、オフラインでも使える。Teal & Orange、Classic B&W、Faded Film、Matte Fadeなどがあり、強さの調整やビフォーアフターの比較ができる。

フルリモート操作に対応するのは主要なカメラシリーズに限られる。開発者は、それ以外の機種は転送とリモートシャッターのみ接続できるとするが、どの機種がどちらに当たるかはページに書かれていない。

本当に無料なのか

執筆時点で、App Storeの価格表示は無料だ。US $0.99という通常価格はストアのページではなくNew Mobile Lifeの情報である。どちらの情報源も無料の終了日を示していないため、価格はいつでも変わる可能性がある。

ページにはアプリに広告が含まれるとも書かれている。プライバシーの項目では、他社のアプリやサイトをまたいで追跡に使われる可能性のある識別子や利用データが挙げられ、Appleはこれらの情報がAppleによって検証されていないと注記している。追跡が気になる人は、インストール前にこの項目を読んでおきたい。

動作条件は

アプリのサイズは56.2 MBで、iPhoneではiOS 17.6以降、iPadではiPadOS 17.6以降が必要だ。ページにはApple M1チップ以降を搭載しmacOS 14.6で動くMacと、visionOS 1.3のApple Visionも挙げられている。年齢区分は13+で、対応言語は英語のみだ。

誰に向いているか

写真愛好家。カメラに無線機能はあるがカードリーダーを持ち歩かない人なら、転送機能だけで主な用途を満たせる。

複数ブランドのカメラを持つ人。ブランドごとのアプリの代わりに1つで済むのが売りだ。頼る前に、自分の機種が対応しているか確認したい。

広告や追跡が苦手な人。広告と追跡の開示が代償になる。カメラメーカー純正のアプリのほうが合う場合もある。

様子を見たほうがよい人。仕事の撮影でリモート操作に頼るつもりの人。評価数が少なく概要が表示されないため、まず気軽な撮影で試したい。

まだ分かっていないこと

情報源は対応するカメラの機種を挙げておらず、無料がいつまで続くかも示していない。日常の使い勝手も確認できていない。最新版は1.0.4で、更新内容はWi-Fi接続の改善とだけ記されている。

入手方法

App StoreでCamera Connect Image & Controlのページを開き、ボタンが無料表示であることと、自分のカメラのブランドが記載されていることを確かめてからダウンロードする。ボタンに価格が出ていれば、提供は終了している。