iPhoneとiPad向けの数式処理電卓アプリ「SymboCalc」が、現在App Storeで無料となっている。情報サイトNew Mobile Lifeによると通常価格はUS$0.99で、期間限定のセールだという。米国のApp Storeページでも確認時点で無料と表示されていた。ページにも開発者のNils Albertsen氏からも終了日は示されておらず、価格はいつ戻ってもおかしくない。
SymboCalcでできること
一般的な電卓アプリは答えを小数に変えてしまうが、SymboCalcは結果を厳密なまま保つ。1/3は1/3のままで、根号や分数、複素数も本物の数式のように組版して表示する。答えをタップすると小数に切り替わり、もう一度タップすると元に戻る。App Storeの説明では、定番のグラフ電卓Ti-89のアプリ版とうたっている。
App Storeページによると、主な機能は次のとおりだ。
- 代数:展開、因数分解、簡約、部分分数分解、多項式の割り算
- 微積分:任意階の導関数、定積分と不定積分、極限、テイラー展開、初期条件付きの微分方程式
- 方程式:実数または複素数の範囲で厳密解や数値解を求め、連立方程式にも対応
- 行列:行列式、逆行列、階数、固有値と固有ベクトルを記号のまま計算
- グラフ:関数、陰関数、媒介変数表示や極座標の曲線、回転できる3D曲面。零点や極値、交点も求められる
- 統計:線形からロジスティックまで10種類の回帰モデルと、正規分布、t分布、カイ二乗分布、ポアソン分布など
ほかに単位換算、16進数と2進数の計算、金融関数、簡単なプログラミング言語、PDFで書き出せるワークシートもある。
プライバシーと動作環境
開発者によると、SymboCalcはデータを一切収集せず、ネットワーク通信も行わない。アカウントも追跡も広告もない。計算はすべて端末上で行われるため、オフラインで使える。
- iPhoneはiOS 17.0以降、iPadはiPadOS 17.0以降が必要
- Apple M1チップ以降を搭載し、macOS 14.0以降のMacでも動作する
- サイズは2.8 MB
- 対応言語は英語のみ
- バージョン2.0でiPhone Duoに対応した
App Storeページにはアプリ内課金やサブスクリプションの記載はない。注意点は、画面が英語のみであることだ。
入手方法
- iPhoneまたはiPadでApp Storeを開き、「SymboCalc」を検索する。
- ボタンに価格ではなく「入手」と表示されていることを確認する。
- 「入手」をタップする。一度入手すれば、価格が戻った後も購入履歴から再ダウンロードできる。
どんな人に向いているか
New Mobile Lifeは、数学や工学、理系を学ぶ学生、記号計算を扱う研究者やエンジニアに向いているとしている。以前はグラフ電卓を持ち歩いていて、ネット接続なしで厳密な答えを得たい人にも便利な代わりになる。







